FC2ブログ
    お気楽グルメブログ「かっぱのひとりごとぅ」  RSSフィード  ログイン

    | PAGE-SELECT |

    二郎 目黒-二郎物語 第5話『そして、伝説へ・・・』

    ≫ EDIT


    第5話『そして、伝説へ・・・』


    ん!
    こ、これは!?


    強烈に香る豚の脂

    こいつはいきなり、すごいインパクトだ。
    今までも、何度もこってり系ラーメンを食べてきたが
    ここまで強烈に香る豚は初めてではないだろうか。
    しかも、スープを飲んだわけではなく
    麺をすすっただけで、である。

    これは、恐ろしい物を食べに来てしまった。
    最初のひとくちで、ここまで五感に訴えてくるラーメン。
    これが、二郎なのか。
    ふっ、やるな二郎。

    にやけながら、2口目を口に運ぶ。

    モチモチッとした食感の麺。
    この麺もあまり出会ったことのない味。
    麺に関して詳しくないので、うまく語れないが、
    そこら辺の麺とは違う二郎独自の物だろう。
    麺だけでも十分味わうことのできる麺という感じだが、
    やはり、この「麺+スープ=二郎」という関係は揺るぎない。
    どっちが欠けても、この式は成り立たないのであろう。

    2、3口麺をすすったところであることに気づく

    さっきから、のどにからみつく、この刺激はなんだろう。
    辛いでもない、熱いでもない、この焼けるようなピリピリ感
    転げ回るほどの痛みでもないのだが、のどを刺激する。

    正体はすぐに分かった。
    脂の下の隠れているスープだ。
    豚骨醤油をベースにしたスープであるが
    どうやら、この醤油にその正体がありそうだ。
    ただ塩っぱいだけではないし、かといって唐辛子の辛さでもない。

    そういえば、「カラメ」というトッピングコールがあるが
    このカラメと言うのが、このことなのか?
    これ以上のカラメって、一体どうなるのだろう。
    食べ続ければ、この刺激が止められなくなるのだろうか?
    中本もそうだが、刺激物も慣れれば、旨味へと変化するもの。
    人間の身体ってのは良くできている。

    野菜を食す。
    さほど味の付いてない、モヤシやキャベツ。
    なるほど、この野菜達は、のどを潤すためにあるんだな。
    もちろん下の方に埋まって、スープと一体となった野菜達もいける。
    他のブログで見る二郎はこの野菜が山盛りになっていて
    その量に圧倒されるが、なるほど、このスープにしてこの野菜の量。
    まさか、この毒々しいスープを中和するための野菜?と言うこともないのか...

    さて、次は楽しみにしていた、豚の登場である。
    豚と言っても、いわゆるチャーシュー。
    なぜか、二郎ではチャーシューという言葉は使わないようだ。
    私的には、チャーシューと限定されるより、
    豚と言ってくれた方が想像の世界が広がって、大いに結構である。
    豚、豚、豚、ブター。いい響きである。

    さあ、二郎の豚は、どうだ。
    いわゆる丸いチャーシューではなく、
    ゴツゴツっとした煮豚風な豚(微妙な表現だが)である。
    ちょっとパサついてはいるが、しっかり味は付いている。
    ギトギトした脂たっぷりチャーシューではなく
    どちらかと言うと、あっさりした感じ。
    思っていたほど、脂ギッシュではなかった。
    ギトギトチャーシュー好きの私としては
    ちょっと拍子抜けであった。
    しかし、全体がすでにギットギトなので、これくらいで丁度良いのかもしれない。

    それにしても、食べても食べても麺が減らない気がする。
    そんなにスープは熱くないし、中本と違いパクパク行けない訳でもない。
    結構なペースで食べたのだが、次から次へとスープの中から現れる。

    だんだん、腹が重くなってきた。
    底なしのスープから、ほとんどの麺を平らげたつもりだったが、
    脂の蓋のおかげで、底が見えない。
    「まだ、こんなに脂が浮いているなんて...」
    どんぶりを持ち上げて、スープ(というより脂の層)を飲んでみる。
    胃に収まった麺達に蓋をするかのごとく、脂が食道を通過していくのが分かる。

    どれくらい飲んだだろう。
    「おい、このまま全部飲んで大丈夫なのか?これから電車で家まで帰るんだぜ」
    頭の後ろで誰かがささやく。
    天使なのか?悪魔なのか?

    すでに腹はいっぱいになっていた。
    が、ここで残す訳にはいかない。
    一気にすする。

    最後は、もう味わうことすら忘れて、ただただ口に流し込んだ。

    量的には、たいしたことないと思っていたが
    それにも増してすごい脂の量。
    今まで経験したことのない脂の量に、流石の腹も根を上げる寸前だった。

    なんとか完食し、水を流し込む。

    癒しの水のつもりだったが、逆効果だった。
    脂ではじかれまくって、吸収どころの騒ぎではない。
    余計に腹がタップンタップン言うだけだった。
    のどのピリピリ感も拭いきれない。
    みんなが、お茶を買うのは、このためだったようだ。
    しかし、この腹にこれ以上の水分は入るまい。

    恐るべし、ジロリアン


    気がつくと、権之助坂にさしかかっていた。

    行きの軽やかなステップと違い
    地獄への階段を上るがごとく、足取りが重い。
    権之助坂って、こんなに急だっただろうか。

    腹の中では、麺と脂がShall We Dance。
    どんな風になっているか想像しただけで、リバースしそうになる。
    「最初から素直に中本に行ってれば良かったのか」
    そんなことを思いながら、なんとか目黒駅にたどり着く。


    少しベンチで腹を休めて、目黒駅を後にする。

    腹も少し収まりかけてきた頃
    もう一度、あの味を思い出してみる。

    強烈な脂、モチモチ麺、焼けるスープ。
    直後に感じたあの満腹感が不思議と懐かしく思える。
    なんだろう、この感覚。
    後からじわーっと来る、この感覚。
    ラーメンでは味わったことのない、この感覚。
    3度通えば、間違いなくハマると言うが、
    何となく分かるような気がしてきた。
    とにかく、あと2回挑戦してみよう。
    結論はそれからでも遅くはあるまい。
    そう思うと、どことなく心地良ささえ感じる。

    人間の味覚などいい加減な物である。
    すぐに誰かの意見に左右されたり、忘却の彼方に葬ってしまう。
    しかし、二郎に関しては、それは当てはまらないだろう。
    なぜなら、私の記憶が忘れても
    のどがピリピりを覚えているのだから。


    終わり
    スポンサーサイト

    | Tags: | コメント:20 | トラックバック:0 | TOP↑

    二郎 目黒-二郎物語 第4話『ズッシリ』

    ≫ EDIT


    第4話『ズッシリ』


    トッピングコールだ。
    やばい。麺に気を取られ、忘れていた。
    幸い、一番ではなかったので前の人のコールに聞き耳を立てた。

    1人目「ヤサイ増し、ニンニク、アブラ」
    増し!?増しって手もあるのか!

     ドキッ
      ドキッ

    2人目「ヤサイ、ニンニク、カラメ」
    カラメ!来た。

     ドキッ
      ドキッ

    次は私の番だ。
    どうする?
    やっぱり師匠の教え通り「ヤサイ、ニンニク」で行くか。
    う~ん、カラメってのも気になる。

    緊張が増す。
    のどを潤すために水をひとくち。

    そして、前の客にラーメンを渡すと
    店主の視線が飛んできた。

    ピーンと張りつめた空気が私を包む。

    言葉などない。
    「ほれ、トッピングは何だい?」
    目が語る。

    私は、思い切って言葉を発した

    「ヤサイニンニクアブラ」

    「ヤサイニンニクアブラね」

    思わずアブラつけてしまった。
    心の叫びだろうか。
    フッ(ー。ー)、正直ものめ...

    ちょっと声が小さかったかもしれない。
    でも、店主はちゃんと聞き取ってくれたようだ。
    さすが、百戦錬磨。口の動きでわかるのだろう。

    無造作に手づかみで野菜が盛られる。
    生ニンニク。
    最後に豚のアブラが載せられる。

    そして、こっちに向かってくる。
    手を差し出す。

    ズッシリ

    このズッシリ感がたまらない。

    「おー、これが二郎か」

    思ったより、野菜が少ない。
    ジェイ師匠は、「目黒の大なら2杯食える」と豪語していたが、わからなくもない。
    この量なら食えそうな気がする。
    しかし、この思いは後に崩壊する。

    写真を撮りながら、豚がいないことに気づいた。
    野菜をめくってみると、ちゃんと隠れていた。
    そんなに大量ではないが、結構な量が入っている。

    ニンニク、アブラもしっかり存在を主張している。

    これら、すべてが合わさって初めて二郎のラーメンになるという。
    これらの一つでも欠けてはいけないらしい。
    期待に胸がふくらむ。
    スイカップくらいか。

    それよりもこのラーメン、スープは確か醤油味のはずだが、
    上から見ても、白いスープしか見えない。
    割り箸で下からすくってみて初めて黒でもない、茶色でもない色のスープが出てきた。
    割り箸を抜くとまた見えなくなる。
    そう、この白いスープの正体はアブラの層なのである。
    ゆうに1cm以上はあろうかというそのアブラの層。

    「大丈夫なのか、こんなラーメン完食して...」
    そんなことを思いながら、一口目の麺をすくう。

    麺はちょっと平べったいストレートの太麺。
    アブラがほどよく絡んでうまそうである。

    そして、口に運ぶ...

    つづく

    | Tags: | コメント:12 | トラックバック:0 | TOP↑

    二郎 目黒-二郎物語 第3話『ビビリ』

    ≫ EDIT

    第1話『たくらみ』 第2話『GO!』 未読の方はこちらからどうぞ

    第3話『ビビリ』


    「ここかぁ。思ったより狭いなぁ。」

    店内を覗くと厨房には、のっぽさんとゴン太君、失礼、小柄な店主と長身の助手君。
    客は黙々と食べている。
    店の入り口右側に自動販売機。
    「これでお茶を買うんだな。俺も買ったほうがいいのかな」
    中を見ても、飲んでる客はいなかったので、とりあえず買わないことにした。

    次に券売機をチェック。
    券売機と言っても、中本のそれとは程遠い、至ってシンプル。
    シンプルと言うより、レトロという言葉が似合うかもしれない。
    メニューも、ラーメン小、小豚、小豚W、ラーメン大、大豚、大豚Wの6種類。
    ラーメンの量と豚の量で決まるシンプルなメニュー構成。
    値段もラーメン小の500円~大豚Wの800円の100円刻みだ。

    さて、ここからが問題だ。
    確か二郎では、小を頼むのは「ヘタレ」と言われるはず。
    しかし、客を見てみるとみんな赤いどんぶりの小を食べている。
    大を食べている人が、いないのである。
    師匠もいつも小だ。
    デビュー戦でいきなり大というのは、そんなに冒険なのか?
    いや、いくら大でも、どんぶりの大きさは決まっているわけだし
    食い切れないことはないだろう。
    確か目黒は、常識的な量だったはず。
    豚だって、Wにしたって一匹丸ごと入ってる訳ではあるまい。
    何も恐れることはない。
      ・
      ・
      ・

    午後7時

    前の兄ちゃんが、食券を購入し、奥に進む。
    私の番が回ってきた。
    千円札を流し込む。
    「ポチッ」
    赤い札がでてきた。
    あれ、おつりは?
    おつりボタンがあるのかなと思い探していると、
    「チャリン」
    ちょっと遅れて300円が出てきた。
    実に機械的でいい。
    こういうところにお金をかけないから、この値段でやっていけるのかな。

    大豚(700円)

    どうした、俺。
    何をビビッてるんだ。
    ふと、ジェイ師匠の写真たちが頭をよぎってしまった。
    あれに憧れていたのではないのか。
    豚と思う存分戯れたかったのではないのか。
    なんだかんだ言っても、所詮は『ビビリ』なのである。

    食券をカウンターに置き席につく。
    給水機の右隣に座ってしまった。
    左利きなので、左側が開いていると
    自然とそこに座ってしまう習性があるのだが、
    ここは後ろに券売機があり、
    人が通るたびに、背中があたる。
    食べている最中もちょくちょく前に詰めなければならなかった。

    さて、厨房では、店主が豚を切っている。
    その向こうには、大きな寸胴で麺ゆで。
    うしろで、助手君が野菜をゆでる。

    どんぶりが店主の前に並べられる。
    やはり、大のどんぶりは、ひとつだけだ。

    どんぶりにスープが入れられ、麺を待つ。
    麺は、一人前毎ではなく、人数分をまとめて茹でているようだ。
    しばらくして、麺がゆで上がり
    慣れた手つきで、麺がどんぶりに投入されていく。
    1回、2回、3回...まだ入れるのか!
    まだまだ麺が出てくる...まだ入れるのか!
    どんぶりはみな麺で溢れかえっている。
    そして、最後の麺が私のどんぶりに投入されると
    ついに、その時はやってきた。

    つづく...

    | Tags: | コメント:6 | トラックバック:0 | TOP↑

    二郎 目黒-二郎物語 第2話『GO!』

    ≫ EDIT

    第1話『たくらみ』 未読の方は第1話からどうぞ

    第2話『GO!』


    デビューは目黒店...
    ジェイ師匠のありがたいお言葉だ。

    目黒店、目黒店、目黒店・・・!?
    おー神よ、ついにこの日が来てしまったのか!?
    これが運命と言うものなのか!

    しかし、残念なことにPCが使えないので、予習ができない。
    でも、俺には、ジェイ師匠が付いている。
    いつも記事を読んでるではないか。
    トッピングのコールさえちゃんとできれば大丈夫。

    ついにやってきた、このチャンス。
    今日を逃したら、次はいつやってくるかわからない。
    答えはひとつだ...
    GO!

    午後6時30分

    会社を出てから、目黒駅に降り立つまでの間、あまり記憶がない。
    記憶がないというより、トッピングコールのことで
    頭がいっぱいだった。

    「ヤサイニンニクアブラ?」
    「ヤサイアブラニンニク?」
    「他の人の真似をすればいいんだ。」
    「いや、最初に聞かれたらどうしよう」
      ・
      ・
      ・
    だんだん緊張が増してきた。

    権之助坂を下る。
    雨こそ降っていなかったが、ここを通ると自然とあの名曲「雨の権之助坂」を思い出す。
    当時まだ幼かった私は、この曲で権之助坂の存在を知り、
    その後、初めてここに来たとき、えらく感動したのを覚えている。
    しかし、この坂にはラーメン屋がいくつあるんだろう。
    どれも美味しそうだ。
    いつも駅と中本目黒店のわずかな距離しか往復しないけど
    ちょっと足を伸ばせば、まだまだ色々な感動があるのかも知れないなぁ。

    目黒新橋にさしかかる。
    4月ともなると、この時間でもちょっぴり明るく
    橋から見た、目黒川の夕闇に癒される。

    と、ちょっぴり気が紛れたころ、山手通りの交差点に到着。
    あとはここを渡って右に行けば、
    それはあるはずだ。

    午後6時50分

    緊張が高まる。
    どれくらい歩いただろうか。

    確か行列ができているはず。
    黄色い光が見えるはず。
    薄暗い歩道を先を見据え歩いていたが
    それらしき物は見えてこない。

    こんな距離あったかなぁと思ったその瞬間、
    突然それは現れた。

    薄暗い店内に客がびっしり詰まって座っている。
    待ちの客は、二人。
    見上げると、そこには
    ラーメン二郎 目黒店
    の文字が、暗闇にくっきりと浮かび上がっていた。

    つづく...

    | Tags: | コメント:7 | トラックバック:0 | TOP↑

    二郎 目黒-二郎物語 第1話『たくらみ』

    ≫ EDIT

    特別企画『二郎物語』

     ついに念願のラーメン二郎デビュー!
     果たして、うまく注文できたのか。そして、人生の転機は訪れたのか!?
     さあ、かっぱよ、これからどこへ行く!
     ついに、完結!

    第1話『たくらみ』


    午後3時。

    先日、会社で使っているPCを新調した。
    前のPCから、環境を移行し、月末にかけて忙しくなる仕事に備えて色々テストをしていた。
    だか、困ったことに、いまいち調子が悪い。
    突然エラーで落ちるようになってしまったのだ。
    エラーメッセージを見ると、メモリやらハードを調べろとあるので
    今日は昼過ぎから、色々チェックをしていた。
    余計なソフト(仕事用のPCなのになぜかDVD再生ソフトやゲームなんかが入っている)を消したり、
    HDD診断ツールで調べたりした。
    特に問題はないと出る。

    そして最後に残った疑わしき場所がメモリ。
    Memtest86+というオンラインソフトを使ってテストすることに。
    しかし、このテスト、終わるのにえらい時間が掛かるようだ。
    私のNEWマシンはメモリを2GBも積んでいるので、数時間は掛かるらしい。
    ということで、今日の仕事終わりである。
    (別のマシンでできなくはないが、なんか人のマシンって使いずらいから、やなんですよね)

    午後4時30分。

    ボーとしててもしょうがないので、
    「納品でもなんでも行きまっせ」と周りに声をかけると
    案の定「○○○に納品に行ってくれないか」と...
    「○○○ですかぁ?」とちょっとかったるそうに答えるも、内心ほくそ笑む。
    企み成功である。
    最初から、○○○しか行く気はなかったのである。
    そう、○○○は浜松町にあるいつもお世話になっている取引先で
    『会社(南浦和)→○○○(浜松町)→中本目黒店(目黒)→直帰(ふじみ野)』
    とまさに、黄金ライン。
    今まで、目黒店に行ったのは、ほとんどがこのラインなのである。
    (例外は、休日に「北極の超」を食べに行ったときのみである)
    このラインの素晴らしいところは、目黒、新宿、池袋、上板橋と
    中本の最寄り駅を全てを通過するということである。
    気分次第で、どの店にも行けちゃう、まさに黄金ラインなのである。
    でも、このラインだと目黒店行っちゃうのは、なぜだろうか?

    話がそれたが、もう頭の中は、何を食べるかで一杯だ。
    メニューを見たいが、PCは使えない。
    他の人が仕事している横で、中本の道を見るわけにも行かない。
    「ここはやっぱり、4月限定メニュー」か!
    「いや、待てよ。新宿で印度丼って手もあるなぁ。」
    などなど、色々考えていると、ふとある言葉が頭をよぎった。

    つづく...

    | Tags: | コメント:11 | トラックバック:0 | TOP↑

    | PAGE-SELECT |